黒い服が好き。黒いバッグも好き。
ザッチェルズのバッグを知ったきっかけは、仲良しのモデル・ゆらちゃんと一緒に作った写真集「煉」です。
このとき、黒のサッチェルバッグが衣装として用意されていたんです。見た瞬間「すごく好きな雰囲気のバッグ!」と思いました。
それから、プライベートでも愛用しています。
大きめのサッチェルバッグを、バックストラップをつけて背負うのが好きです。革製だけど重たくなくて、たくさん物が入る。便利なんです。
こういうタイプのリュックってあんまりないから、人にも「このリュックかわいいね」と言ってもらえることが多いんですよ。
いつも持っているザッチェルズのバッグは、黒。普段の洋服も黒ばかりです。このあいだ、仕事に白い服を着ていったら、顔見知りのスタッフさんに気づいてもらえませんでした(笑)。
白でさえそれくらい珍しいのだから、中間色なんて本当に着ません。衣装では着ることがあるけれど、一着も持っていない。緑色の服とか、一生買わないと思います。トレンドカラーやパーソナルカラーなど、そういうものは一切気にしません。着たい色だけ着る。そうしたら、黒ずくめになっちゃうんです。
いつも洋服は、「かわいい!」って思ったものを直感的に買うんですけど、さすがに似合わないだろうなと思うものは避けるようにしています。
大きなリボンとか、ハートとか、胸元が開いてる服とかは、違うかなって。
愛猫のツンデレ具合にメロメロです。
黒い服のほかに好きなのは、猫です。家で2歳半の猫を1匹飼っています。その子がもう、かわいくてかわいくて。
昔は、猫があまり得意じゃなかったんですよ。家の近くにいると、怖くて家に入れなかったくらい。
でも、あるとき急に猫が飼いたくなったんですよね。そう思った矢先、友人から「保護猫がいて、飼い主を探している」という連絡がきました。
これは運命だと思って、急いで引き取りにいったんです。
生後2ヶ月からつきっきりで育てていたから、我が子のような存在です。よく「どうしたのー?」と話しかけているんですけど、いっこうに返事をしてくれません。すぐ逃げちゃう。でも、たまに甘えてくるんですよ。それがたまらない。
一度、お風呂上がりにソファで一休みしていたら、めずらしく膝の上に乗ってきてくれました。服を着なきゃいけないんだけど、猫をどかしたくない。結局、猫が飽きていなくなるまで、下着姿でぼんやり座っていました(笑)。こんなふうに生活は、猫中心です。
ロリータファッションを、世界に発信。
はじめはモデルの仕事で着させてもらっていたロリータファッション。これも、今では好きなものの一つです。
海外のファッションショーなどにも、積極的に出演しています。
ロリータは着ると、「あー、女の子でよかった!」という気持ちになります。かわいくて、テンションが上がる。
自分がいつか結婚することになったら、ウェディングドレスのどこかにロリータ要素を取り入れたい、なんて夢もあります。
ロリータファッションは海外でも認知度が上がっていて、特に中国ではすごく人気があるんですよ。
海外のファンは、日本のマンガやアニメからコスプレなどの文化に興味を持って、ロリータファッションに行き着いた人も多いようです。
そのため、私が海外のロリータイベントなどに行くと、「あのコスプレの写真、かっこよかったよ!」と声をかけてくれたりします。
それがとてもうれしい。もっと海外に日本のロリータファッション文化を発信していけたら、と思います。
これからは、映像のお仕事をもっと増やしていきたいです。子どもの頃からテレビっ子で、お笑い番組をよく観ていました。
だから、自分がテレビでよく観ていた芸人さんと共演するのは、一つの目標ですね。
あとは、海外の映像作品などにもどんどん出たいと思っています。でも、その前に英語を喋れるようにならないと。
まずは、勉強からですね。
モデル
阿知波 妃皇さん
1993年東京生まれ。雑誌『KERA』のモデルや、アーティストのMV、CMなどで活躍し、最近ではTV番組にも活躍の場を広げる。「あちなみ」の愛称で、10代~20代の女性を中心に支持を集めている。