古着と組み合わせて、唯一無二のコーデを楽しむ。
女優・モデル成瀬 凜
アート・デザイン系の高校に通いながら、女優やモデルとして活動している成瀬凜さん。撮られるだけではなく、自らもカメラを持ち、鏡を使った少し不思議なセルフポートレートなどを撮影しています。
また、ファッションが大好きな成瀬さんは、古着を組み合わせたセンスあふれるコーデで、ファッションインスタグラマーとしても人気を博しています。そんな成瀬さんが選んだのは、ロイヤルブルーのシュガーキューブ。これまでは黒か白のバッグばかり持っていたという成瀬さんが、初めて手に入れた青いバッグです。
服とバッグで補色になるように、ロイヤルブルーを選んだ
今日は、青いバッグの補色になるオレンジのワンピースを着てきました。この色の組み合わせだと、バッグが際立ちますよね。ネイルもバッグの色に合わせたんですよ。
私はオレンジなどのビビッドな色や柄の服が好きで、メイクも暖色系でまとめることが多いんです。だから、バッグは合わせやすいように黒や白ばかり持っていました。補色の青なら、目立つけれど色の組み合わせとしてはまとまるんじゃないかと思って、挑戦してみたんです。このロイヤルブルーは色味がはっきりしていて、見た瞬間「これだ!」ってビビッときました。
持ってみると、肩にかけたときのサイズ感がかわいい。持ち物が多いので、小さいバッグだとぎゅうぎゅうになってしまうことがあるんですけど、意外と物が入るのもうれしいですね。
日常的に写真を撮るため、撮影用具を持ち歩いている
バッグには「写ルンです」を入れています。「写ルンです」、すごくまわりで流行ってるんですよ。学校のイベントの日などは、みんなだいたい「写ルンです」を持って来てます。友達と撮りあって、一緒に現像しに行くんです。現像と同時にスマホにデータも送れて、みんなで共有もできる。撮影から現像まで少し時間あるから、「あの時こうだったね」なんて話すのも楽しいです。
あとは、今年の春から鏡を使ったセルフポートレートを撮っているので、いろいろな形の鏡を持ち歩いています。
セルフポートレートを始めたきっかけは、写真の授業でした。最初は人や物、風景などを撮っていたんですけど、なにか物足りない感覚があって。モデルとして撮られた経験から、「私も私の撮る写真の一部になりたい」という気持ちが芽生えてきたんですよね。そこで、鏡を使えば自分を撮ることができると気づいて、いろいろなところに鏡を置いてスマホでセルフポートレートを撮り始めました。身近なものを使って異質な世界観を作り出したい、という思いから、あえて本格的なカメラではなくスマホを使うようにしています。
女優やモデルと作品制作。組み合わせてオンリーワンに
あとバッグに入れているのは、スマホ、リップ、練り香水、ワイヤレスイヤホン、アクセサリーなど。今日はオレンジに合わせてゴールドで統一していますが、シルバーのアクセサリーも持っています。今日もいくつか持ち歩いていて……こうやって細々といろいろなものを入れるから、いっぱい入るバッグのほうがいいんですよね。
古着を買うのが好きで、今日つけているベルトも古着なんです。古着はメンテナンスが大変だったりもしますが、一点物で唯一無二なのが魅力だから、大事に大事に扱っています。他の人とは違うものを着たい、違うコーディネートを生み出したい、という気持ちから古着を選んでいるんですよね。
私自身も女優やモデルの仕事に加え、写真やアートなど自分にしかできない表現を続けて、唯一無二の存在になりたい。そのために、今はいろいろな知識や経験を積み重ね、自分のスタイルを模索しているところです。
女優・モデル
成瀬 凜さん
2004年生まれ。身長164cm。2020年から現在の事務所に所属し、芸能活動を開始。女優として、テレビCMや短編映画、ドラマなどに出演。ファッションカルチャーメディアであるDrop Tokyoには、独自のファッションセンスを生かしたコーディネートでモデルとして登場することも。アート系の高校に通い、フルイドアートなどの作品制作も行う。多方面で才能を開花させている17歳。