Vol.3
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衣装や靴まで入る、大容量がうれしい。

芸人光永

芸人の父親を持ち、幼い頃からロケなどに同行していた光永(ひなた)さん。自然に「自分も芸人になる」と決め、10代の頃からテレビに出演し始めました。そんな光永さんは今、「おしゃれなインスタグラマー芸人」として、異色の立ち位置を確立しています。

 

ショートカットを活かしたボーイッシュなコーデが人気を博し、フォロワーは13,000人以上。そのコーデにたびたび登場するのが、ザッチェルズのサッチェルバッグです。今回は、サッチェルバッグとの出会いやファッションへの思いを語っていただきました。

イギリスの子どもが背負ってそう。こんなリュックを探していた。

ザッチェルズは、モデルの友だちに教えてもらって知りました。サッチェルバッグを見たときに、「これ、私が子どもの頃に欲しかったランドセルやん!」と思ったんです。イギリスの子どもが背負ってそうな、横型の革のリュック。こういうバッグにずっと憧れていました。

Chestnutの色は、革見本を見て選びました。この色、いろんな服に合わせられるんですよね。本革だから、カジュアルな格好に合わせても安っぽくならないのがいいなって思います。

 

大きさは、16インチ。けっこう大きめです。芸人として舞台に立つ時って、コントの衣装や靴などを持参するんですよ。だからたくさん荷物が入るほうがいい。このバッグだと、スニーカー、Tシャツ、ズボンが入るんです。

最近は芸人としてだけでなく、インスタでコーデをアップしてる人、としても知ってもらえるようになってきました。昔から、服は好きだったんです。三姉妹の真ん中で、姉がファッションに詳しかったことにも影響を受けていると思います。

 

でも、おしゃれだったかというと全然。大学生の時は、もともと好きだったボーイッシュなアイテムに、興味を持ち始めたフェミニンなアイテムを合わせたりして、方向性が迷子になっていました。それでいてめちゃくちゃ短髪だったし。当時の写真はちょっと、見返せないです(笑)。

 

舞台では、おしゃれすぎないように注意している。

まだ劇場などにも立っていない無名の頃に、よしもとの女芸人おしゃれランキングで3位に入りました。ショートカットの若い女芸人がめずらしかったから、投票の時に思い出してくれる人が多かったのかな。

その時、「そんなに見てくれている人がいるなら、ちゃんとおしゃれにしよう」と思ったんです。そこから、コーディネートの基本を学んだり、おしゃれな人のSNSなどを見たりして、どういう格好がおしゃれなのかよく考えるようになりました。

インスタのフォロワーが増えたとはいえ、仕事の時はあまり気合い入れた格好をしないようにしています。トークライブなどでは私服で舞台に上がることも多いのですが、なるべく地味な格好にしようと。だから、私服に着替えて帰る時に「私服の方が衣装みたい」と言われることがあります。

だって、芸人がファッショナブルなアイテムを身に着けていたら、ネタが頭に入ってこないですよね。何言っても「え、そんなことより服おしゃれやん」って思うでしょ。

特にコルセットベルトなんかは、絶対つけないようにしています。私服でつけていたときに、先輩の芸人さんに「ジムでバーベル上げる時につけるやつみたいやな」って言われたんで(笑)。

 

最近は、私が服好きってことがけっこう広まってきたので、少しずつ攻めた私服も挟み込んでいってるんですけどね。

 

多方面で売れても、ネタがおもしろい芸人はかっこいい。

今日のファッションは、バッグが主役になるように少し抑えめ。服が好きな友だちと出かけるときなんかは、ここぞとばかりにおしゃれをします。

 

これからはもっとシンプルなファッションに挑戦してみたいですね。スタンダードなアイテムなのに、妙におしゃれに見えるような。それって難しいと思うんですけど、街なかでそういう人を見るとつい目を奪われてしまいます。自分も、思わず見とれちゃうくらいのおしゃれな人になりたいです。

 

今後の仕事としては、今年「吉本坂46」という秋元康さんプロデュースの芸人グループのメンバーになったので、その活動が楽しみです。また、「R-1ぐらんぷり」(ピン芸人のお笑いコンテスト)などの賞レースでも、結果を出せたらいいなと思います。

 

私は、お笑い以外のお仕事も好きなので、積極的にやっています。でも、やはり根っこはお笑いにあるんです。どんなに多方面で活動していても、年に1回ちゃんとコントライブをやるような芸人さんはカッコいいなって思います。私も、ちゃんとネタがやれる芸人でありたいですね。

光永さんのバッグ

【16 inch】サッチェルバッグ/CHESTNUT

¥37,400

芸人

光永さん

1991年、大阪生まれ。お笑いコンビ「ケツカッチン」の高山トモヒロを父にもち、幼い頃からロケなどに同行。周りの環境から、芸能人を目指すようになる。大学在籍中の2008年にピン芸人としてデビュー。ボーイッシュな見た目から、「美少年女芸人」と呼ばれることも。また、大学時代からInstagramにファッションコーデをアップしており、「おしゃれすぎる女芸人」としても注目を集めている。