コーディネートを選ばないブラックのショルダーバッグ

最近出かけるときは、毎日のようにこのミニツールバッグと一緒です。だから買ってまだ一ヶ月くらいなのに、少し年季が入ってきてるかもしれません（笑）。それも愛着が湧いてきて気に入っているところです。

ブラックを選んだ理由は、私が普段の服装の幅が広いというか、いろいろな系統のファッションの服を着ることが多いからです。可愛いフェミニンな印象のお洋服でも、ちょっとクールなシックな雰囲気のお洋服でも、どちらでも合わせやすいようにブラックを選びました。この大きさのショルダーバッグってなかなか好みのデザインが見つからなかったけれど、ようやく出会えました。

私は普段から荷物が多いタイプなんです。たとえば、ただ友達とランチに出かけるくらいのときでも、メイクが崩れたらどうしようだとか、気分によって読みたい本が違うからあの本とこの本を持っていこう……なんて、すぐに大荷物になってしまうんです。私は今年で25歳になるんですけど、この機会に「荷物の少ない大人の女性を目指そう」と決意して、あえてこのサイズを選びました。小さくて持ち運びしやすいし、でも必要なものがしっかり入る大きさがいいですよね。

仕事のときは台本などの必要なものを大きなリュックに入れて現場に行きます。現場では頻繁に使うものだけミニツールバッグに入れておいて、すぐ取り出せるようにしています。

ミニツールバッグには普段使っているスマートフォンと、もうひとつ動画編集用のスマートフォンを入れています。今年に入ってからYouTubeチャンネルを始めたんですけど、その編集を自分でやっているので。他には有線のイヤフォン、モバイルバッテリー、リップなどを入れることが多いですね。このバッグは留め具がマグネットになっているから、欲しいときにすぐ開けることができる。そこも嬉しいポイントです。

固定観念から抜け出すためにYouTubeで発信

物心ついたときにはすでに芸能界を目指していました。俳優を志すようになったきっかけをまったく覚えてないんですよ。考えられる理由としては、親戚にテレビ局のアナウンサーをしている人がいたり、幼少期に夢中になっていたテレビ番組『大！天才てれびくん』の影響もあるのかもしれません。ただ、どれも「これだ！」という決定的な理由ではないんですよね。

こういった質問をいただくと「なにが始まりだったんだろう」と考えるのですが、あまり心当たりがなくて、自分でも不思議です。今は執念で俳優を続けていますね。

YouTubeでは俳優の仕事をしている「穂紫朋子」とは別の「素の自分」を発信したくて、趣味のコスプレやゲームの話をしています。自分自身が、俳優のイメージを守るためにアレをしてはいけない、コレをしてはいけない、といった固定観念に縛られて生きているんじゃないかと感じていたので、そこから抜け出すために始めました。

動画編集の作業は楽しくて、気がついたら夜になっていることもあります（笑）。動画を自分で編集することで、新しい発見もたくさんありました。私ってこういう感情のときはこんな表情するんだな、この角度で撮るとこう見えるんだなとか。そんなふうに自分と向き合う時間が以前より増えて、それは俳優のお仕事にも生きていると感じています。

芯の強い女性を演じてみたい

25歳は節目の年だと思っていて、「今年は新たな挑戦をする年にする」って決めていたんです。年齢で焦っているわけじゃないけれど、時間ってぼーっとしてるとあっという間に過ぎてしまう。だから、やりたいことはすぐにやろう、行動する年にしようと思ったんです。それもあって、YouTubeのほかにも4月から居合術を始めました。昔からマンガなどに登場する「戦う女性」に憧れがあって、いつか習ってみたかったんです。

もう楽しくて仕方ないって感じで、演技にもいい影響が出ていると思っています。居合術を通して自分の中で「芯」が生まれたというか、どんな現場でも自信を持てるようになりました。それに、体幹がすごく強くなって、電車でも手すりを持たずに立っていられるようになったんですよ（笑）。

これまではホラー作品に出演させていただく機会が多かったんですけど、今年はホラー以外のジャンル、たとえば時代劇やアクション映画にも挑戦したいです。そういった作品で刀を使う芯の強い女性を演じてみたいですね。そのために今も色々頑張っています。