Vol.12
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撮影に持っていける、丈夫で使いやすいリュック。

写真家飯本 貴子

女性の自然体で魅力的な表情を引き出す写真家、飯本貴子さん。大学でインテリアや建築のデザインを学んだものの、人物写真を得意とする写真家のアシスタントになったことをきっかけに、写真のおもしろさに目覚めたといいます。

 

普段の仕事に欠かせないのはカメラバッグ。でも、撮影機材以外のものを入れるちょうどいいバッグがない。そう思っていた飯本さんが出会ったのがサッチェルバッグでした。

 

丈夫なサッチェルバッグは、撮影現場に持っていくのにもぴったり。今では、財布やペットボトルなどを入れるサブバッグとして活躍しているそうです。

 

マグネット式だから、リュックでも出し入れ簡単

仕事柄、撮影機材を入れるための肩がけのカメラバッグをいつも使っています。これまでは、トートバッグにその他の持ち物を入れていたんですけど、どちらも肩がけだと片方の肩ばかりに負担がかかってしまう。片方はリュックにしたいな、と思っていたんです。

 

そこで、ザッチェルズのサッチェルバッグを見つけました。私はお財布が大きめな上に荷物が多く、それらが全部入るバッグを探していたんです。サッチェルバッグの14.5はちょうどいい大きさでした。これくらいだとペットボトルも、ポートフォリオの冊子も入ります。外にポケットがついているので、小物はそこに入れています。

 

 

気に入っているところは、かわいい形と丈夫さ。革製だし、バックストラップをかけるところもしっかりしてる。撮影現場にガンガン持っていくので、丈夫かどうかは重要なポイントです。あと、ベルトがマグネットで留められるのもうれしい。手探りで閉めようとしてもしっかり閉まる。開ける時も簡単です。ちょっとしたものなら、背負ったまま取り出せます。これ、地味に便利なんですよね。

 

 

女の子は感情の揺れもこだわりも、全部かわいい

色はダークブラウンにしました。撮影現場に行く時は、トップスを白っぽい服にすることが多いので、それに合わせやすいな、と。白っぽい服を着るのは、レフ板代わりになりそうだからです。レフ板とは、被写体に反射光を当てるためもの。通常は白や銀色の布・板などを使うんですけど、屋外の撮影などでそんなに大がかりなセッティングができないときは、簡易的に自分の服をレフ板として使っているんです。

 

 

わりと接近して撮ることが多いので、被写体の目に写る自分が白い服を着ていると、目に光が入る効果も期待しています。いや、でもそんな気がしているだけで、実は効果ないかもしれません(笑)。

 

仕事でも作品でも、ポートレートをよく撮っています。被写体として惹かれるのは、女の子。女の子は撮っているときのテンションの変化が大きくて、おもしろいんです。屋外の撮影で、最初は快適でリラックスしてたのに、陽が照って暑くなってきたら明らかにテンションが下がってきたな、とか。そういうときこそ、めっちゃいい写真を撮ってテンション上げてあげたいな、と思います。

 

(飯本さんの作品より)

 

作品として、女の子と1週間同居して撮影するシリーズもあります。いつもはモデルさんと一定の時間だけ一緒に過ごして撮るわけです。でも、もっと長く一緒にいて生活をともにしたら見える表情もあるんだろうな、と思ったら撮ってみたくなって。3人の女の子と、それぞれ1週間ずつAirbnbで部屋を借りて、二人暮らしをしてみました。

 

同居してわかったのは、人それぞれ1日の中でどの時間を大事にしているかが違う、ということ。朝の準備を大事にしている子もいれば、寝る前の1時間を大切にしている子もいる。その子なりのこだわりみたいなものって、すごくかわいいなと思います。

 

 

見たことのない表情を、見せてあげたい

被写体としては、「あまり容姿に自信がない」と言う子のほうが魅力的なんですよね。不思議なことに。私の感覚では、そういう子こそ圧倒的にかわいい。その子が、「初めて見る自分の表情だ」と思う写真が1枚でも撮れたら、と思っています。そして、その写真を喜んでくれるとすごくうれしい。これが、私が人物写真を仕事にしようと思った原体験でもあり、撮り続けている理由のひとつです。

 

あまりに表情や仕草にフォーカスしすぎて、寄った写真を撮りがちなのが最近の課題です。もっと、その場の雰囲気全体をおさめたような写真も撮りたい。撮れるようになりたい写真は、年々増えていきますね。

 

独立して5年経っても、まだまだ新人の気持ちです。いつまで経っても、大先輩の写真家の方々には追いつけないんだろうな。

毎回、撮影現場でトライ・アンド・エラーを繰り返しながら、少しずつでいいから前に進みたいですね。

 

 

【飯本 貴子さんのバッグ】

サッチェルバッグ・14.5インチ・Dark Brown(ハンドル/バックストラップ)

写真家

飯本 貴子さん

1991年、東京都生まれ。2010年、多摩美術大学美術学部環境デザイン学科入学。2011年から写真家の青山裕企氏のアシスタントになり、2014年の大学卒業と同時に写真家として独立。2018年、写真展『ふたりぐらし』を開催。被写体と過ごす時間・関係性を大切にし、魅力をより引き出したポートレート作品を中心に制作。女性のポートレートを特に得意とする。また、取材やインタビューの写真などからファッションフォトまで、幅広く活動中。