Vol.14
Share

ママバッグに合わせて、2個持ちするのに最適。

デザイナー酒井 景都

中学生で雑誌の専属モデルとなり、モデル活動を続けながら大学時代に自身のファッションブランドを立ち上げた酒井景都さん。音楽活動や執筆活動、水彩画を描くなど幅広い分野で才能を発揮しています。

 

2017年には第一子が生まれ、子ども服のブランドもスタートさせました。仕事に育児に忙しい酒井さんは、ママバッグとは別で自分の小物を入れるバッグを探していました。そこで見つけたのがシュガーキューブです。その中でも、少しめずらしいIvy Greenの色を選んだ理由とは。

深い緑色は、黒では重たすぎるときに重宝する色

シュガーキューブみたいなポシェットって、ほとんど使ったことなかったんです。でも、子どもが生まれたらよく使うようになりました。

子ども連れでお出かけするときは、すごくたくさんの物を持たなければいけない。はじめのうちは、大きなバッグに荷物を全部詰めていたんですが、そうすると自分のお財布などがパッと取り出せなくなってしまって。大きなカバンとは別で、自分の小物を入れるポシェットを持つようになったんです。

 

ポシェットの方は、できるだけ小さい方がバランスがとれる。でも、なかなかかわいいポシェットがなくて、長らく探していました。シュガーキューブはすごく丁度いいんです。出会えてよかった。

 

いつもはシュガーキューブに、スマホ、お財布、口紅、鍵、日焼け止めなどを入れています。それでいっぱいかと思いきや、実は上にサングラスが入るんですよ。これに気づいたときはうれしかったです。

色はIvy Greenにしました。暗めの緑色をブリティッシュ・グリーンと呼ぶように、グリーンはイギリスのナショナルカラー。ザッチェルズはイギリスのブランドなので、この色がふさわしいかなと。

 

深い緑色のバッグって、なかなかないんですよね。こういう色は、黒だと重たくなりすぎるコーディネートのときに持つと、少し軽やかに見せてくれるので使いやすいんです。

実家のアンティークショップにあった「サッチェルバッグ」

合わせるファッションとしては、太い糸でステッチがしっかり見えるので、少しカジュアルめのスタイルがしっくりくるな、と感じています。最近は服でも、太い糸でステッチを目立たせるのが流行っているんですよね。ざっくりした感じがかわいい。

そう、ザッチェルズのバッグを見ていて、子どもの頃の記憶が蘇りました。私の実家は、イギリスのアンティークを扱うショップを営んでいたんです。その商品の一つとして、サッチェルバッグを取り扱っていました。

当時は、それが「サッチェルバッグ」だとは知りませんでした。でも、ザッチェルズのサッチェルバッグを見たときに、「これ、家のお店にあった!」と思い出したんです。

店で売っていたのは、ヴィンテージ品で古い風合いのものでした。スクールバッグとして使うのか、名札を入れるところがあったように記憶しています。イギリスではサッチェルバッグが昔から使われていたんですね。

 

店では、母が作ったオリジナルの服を販売していました。もともと絵を描くのが好きだったことや、中学生から雑誌『Olive(オリーブ)』でモデルの仕事を始めたことなどもあり、ファッションデザインへの興味が高まりました。そして、大学時代に自分のブランド「コルキニカ」を立ち上げたんです。

 

ものすごく可愛く、誰も着られないような服を作ってみたい

それから、少しお休みした時期もありますが、服を作り続けています。今は、女性向けのブランド「And Curtain Call」と、子ども服の「tytäär」(ティタール)というブランドをやっています。

 

子ども服ブランドは、子どもができたら立ち上げたいとずっと思っていました。こちらでは、私が水彩画で描いた絵をテキスタイルにしたりしています。大人だったら着られないような柄だけど、子どもが着たらかわいい模様などもあり、おもしろいんです。

 

私が作る服のベースにあるのは少女性。あと、袖・裾にあしらいを入れた手仕事感があるデザイン。大学生の時よりは好みがシンプルになってきましたが、やっぱり繊細なレースやリボンといったモチーフが好きなんですよね。「And Curtain Call」でもシーズンに何点かは、日常で着られないくらい透け感のあるワンピースや、どうしてもコストが高くなってしまう全刺繍の服などを作ってしまいます(笑)。

 

密かな夢としては、さらに日常からかけ離れたロマンチックな服を作ってみたいですね。

寝る寸前が一番、デザインのアイデアが思いつくんです。そのときに浮かんでくる服は、ものすごく可愛いけれど、どんなときに誰が着るのかまったくわからないような服ばかり。あまりに装飾的だとアートになってしまうので、自分のブランドでは作りませんが、いつか実現してみたいですね。

 

【酒井景都さんのバッグ】
シュガーキューブ・プラス・Ivy Green

デザイナー

酒井 景都さん

1982年、東京生まれ。生後すぐイギリスに移住し、2歳までを過ごす。中学時代から雑誌『Olive』の専属モデルとして活動し、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)に入学。在学中にファッションブランド「COLKINIKHA」を立ち上げる。大学卒業後にブランド名を「Made in COLKINIKHA」に変更し、2011年まで継続。休止期間のあと、2015年に新たなブランド「Curtain Call」(後の「And Curtain Call」)を立ち上げる。2018年に近松真名と子ども服ブランド「tytäär」(ティタール)をオープン。『酒井景都の吉祥寺さんぽ』、『Girl in Mode Kate’s BOOK』など著書多数。