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革バッグのお手入れ方法
皮革製品の劣化の主な原因は、
①水濡れ・湿気(汗などを含む)
②乾燥
③摩擦
などが考えられます。
そんな「日常に潜む原因」からバッグを守るためには、日頃のお手入れが大事です。
では、実際にお手入れをしてみましょう。
今回お手入れするバッグは、ホワイトのサッチェルバッグ(牛革100%)
半年間使用して、だいぶ汚れてしまっています。
1. 表面の汚れ落とす
ホコリや軽い汚れであれば革用のブラシを使用して、
手垢などブラシで取れない汚れは、布や革用クリーナーを使用して汚れを落とします。
クリーナーを使用した場合は、後の保革作業に影響が出ないために、しっかり拭き取ります。
この時点で汚れは、だいぶ目立たなくなりました。
Before
After
「汚れ」は取れますが、「キズ」や「衣服の染色による色写り」は取ることが難しいです。
防水・防汚加工をする
汚れをとった後には、防水スプレーを使用して水や汚れの付着を予防することもできます。
バッグから20cmほど離れたところから全体が軽く濡れる程度までスプレーをした後、自然乾燥させます。これを2-3回繰り返し、最後に布で乾拭きをします。
2. 油分を補給して保湿を取り戻す
皮革用クリームを塗ります。
クリームを浸透させることによって、
①繊維間の摩擦を少なく → 革にしなやかな柔軟性
②薄い膜を作る → つや出し効果、シミや黒ずみの防止
が期待できます。
3. 革に磨きを掛ける
仕上げに革用お手入れクロスで磨き、ブラッシングをして完成です。
お手入れ前より、バッグの表情が活き活きしている気がします。
ぜひ、ご愛用バッグの素敵な表情を引き出してみてください。