Vol.32
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小さなカバンのおかげで、「荷物の少ない人」になれた。

モデルとくいちょま

きゃりーぱみゅぱみゅなどを輩出したカルチャープロダクション「アソビシステム」に所属し、モデルなどの芸能活動をしてきたとくいちょまさん。絵を描いたり、ファッションセンスを生かしてオンラインセレクトショップのディレクターをしたりと、多方面で活躍しています。

 

そんなとくいさん、以前は荷物が多く、カバンはリュックなど大容量のものを選んでいたそう。それが、小型の「オーラ」を愛用するようになり、必要最低限のものだけを持ち歩く生活に変わりました。

どんなスタイルにも合う。何よりカバンそのものがかわいい

以前は、荷物が多くて大きなカバンばかり持っていたんです。それこそ、登山用のリュックを使っていたくらい。それが、このオーラを使い始めてから、ガラッと変わりました。オーラに入るだけの荷物にしようと決めたら、意外と必要じゃないものが多いことに気づいたんです。ずっと、荷物がコンパクトな人が羨ましかった。その憧れを実現して、新しい自分になれた気がします。今は、お財布、リップ、ワイヤレスイヤホンなど最低限のものしか持ち歩いていません。

普段のお出かけや旅行など、いつもこのカバンを持っていってます。ストラップを外して、ハンドバッグにできるのもいい。カジュアルなファッションでも、ドレスアップしても、どんなスタイルにも合うんですよ。そもそも、カバン自体がすごくかわいい。めちゃめちゃ大事に使ってます。

友人に勧められて以来、モノトーンしか着なくなった

このカバンにしてから、「なんだか今日の自分、決まってるな」と思う回数が増えました。私、メンズの服ばっかり着ているんですよ。今日のスウェットもWACKO MARIAというメンズブランドと映画『ハンニバル』のコラボアイテムです。ダボッとしているトップスに、こういうシンプルな小さめのカバンを合わせると、一気に引き締まるんですよね。以前はカバンも大きかったし、小物もいろいろ身につけて、全体的にごちゃごちゃしてたんだなって気づきました。

色は、緑と迷ったんですよ。黒い服しか着ないので、ポイントカラーとして緑もいいかなと思ったのですが、まわりの人から「やっぱりちょまちゃんは黒がいいよ」って言われて、黒にしました。

 

黒い服を着始めたのは、19歳の時に友達が「黒、絶対似合うよ」って言ってくれたから。それまでは、森ガールっぽい服とか、カラフルで「ザ・原宿」な感じの服とか、そういうのも着てたんです。でも、勧められて全身黒のアイテムで揃えてみたら、すごくしっくりきて。そこからずっと黒一筋です。

 

服屋さんではモノトーンのアイテムしか見ないので、お買い物が楽です。でも、黒い生地でもジップがゴールドだとダメとか、ワッペンの刺繍にちょっとでも色があるとダメとか、細かなこだわりはあります。

アングラな趣味を突き詰めて、思いっきり表現してみたい

モデルをしているんですけど、裏方としてインフルエンサーの発掘・育成に携わったり、絵の仕事をしたり、オンラインのセレクトストアをオープンしたりと、いろいろやっています。だから、何をしている人かと聞かれた時に、一つに絞って答えるのが難しいですね。

本当にやりたいのは、アンダーグラウンドアートです。丸尾末広さんの漫画やヒップホップユニットのダイ・アントワードのMVなど、過激でグロテスクな表現に惹かれます。以前は、血糊を使ったパフォーマンスの動画をアップするくらいは有りだったと思うんですけど、最近はちょっと難しいかな。世間のエログロに対する目が厳しくなっていると感じます。でもいつか、自分の好きな世界観を思いっきり出したアート作品を発表して、何をしているか聞かれた時に「アンダーグラウンドアーティストです」って答えられるようになりたいですね。

とくいちょまさんのバッグ

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モデル

とくいちょまさん

1994年生まれ。東京都出身。モデルの傍ら、絵を描いたり洋服を制作したりと幅広く活動中。近年では、タレント・インフルエンサーの発掘や育成にも携わっている。2021年10月にインフルエンサー向けECプラットフォームのBRANDIで、セレクトストア「Übermensch」をオープン。